インドのアダニグループは、米国の製造サービス企業Jabilと提携し、国内で人工知能(AI)データセンター向け機器を生産すると発表した。水曜日に公表されたこの契約は、急成長するAIインフラ市場に参入し、インドへのハイテク製造業の誘致を進める同コングロマリットの取り組みを示すものだ。
提携の内容
この提携に基づき、アダニはJabilと協力してAIデータセンター向けの部品やシステムを製造する。具体的な製品範囲は明らかにされていないが、両社はAIワークロードの高い計算需要を支える機器に焦点を当てると述べている。フロリダに本社を置くフォーチュン500企業のJabilは、世界中に数十の工場を運営し、アジアでも大きなプレゼンスを持つ。この提携により、アダニはJabilの製造ノウハウとサプライチェーンの専門知識を活用できるようになる。
この動きは、インド政府が同国をAI開発とデータセンターサービスの拠点に変えようとする幅広い取り組みと一致する。これまで地元事業者は輸入機器への依存が課題となっており、今回の提携はその依存度を低減させる可能性がある。アダニはすでに複数のインド州でデータセンタープロジェクトを進めており、重要機器の現地生産を追加することでサプライチェーンを短縮し、長期的にはコスト削減につながる可能性がある。また、この契約は、人件費と土地コストが競争力のある市場において、Jabilに新たな製造拠点を提供するものだ。
関係者
アダニグループは、港湾、エネルギー、メディア、データセンターなど多岐にわたる事業を展開するインドの巨大コングロマリットである。同社のデータセンター部門であるAdaniConneXは、米国のデータセンター開発企業EdgeConneX(プライベートエクイティファームが所有)との合弁事業である。Jabilは、大手テクノロジー企業向けの電子機器や産業機器の製造において数十年の経験を持つ。今回の提携は、AdaniConneXを介したものではなく、アダニグループ全体とJabilとの間で結ばれたものであるが、AIデータセンター向け機器はおそらくアダニのデータセンタープロジェクトに供給される見通しだ。
今後の展開
両社はインドでの生産ライン設置に向けて協力すると述べているが、最初の機器が出荷される時期については明らかにしていない。契約の財務条件も非公開とされた。提携が発表から実行に移されるにつれて、さらに詳細が明らかになる可能性がある。現時点では、今年インドのAIインフラ分野における大規模な製造提携の一つとなっている。




