米連邦準備制度理事会(FRB)は5月15日、ジェローム・パウエル氏を暫定議長(chair pro tempore)に指名した。この一時的な役割は、ケビン・ワーシュ氏が常任議長として宣誓するまで続く。この措置は、ワーシュ氏の上院承認後の移行が完了していないために生じた指導力の空白を埋めるものだ。
暫定指名の理由
理事会が「chair pro tempore」という呼称を用いたのは、通常の引き継ぎ手続きが完了していなかったためだ。ワーシュ氏は上院の承認を受けたが、まだ就任宣誓を行っていなかった。そのためFRBには常任議長が不在となっていた。理事会の発表により、パウエル氏の暫定任務が正式に定められた。
宣誓までのパウエル氏の役割
暫定議長として、パウエル氏は常任議長と同じ権限を有する。ワーシュ氏が宣誓するまで、会議の議長を務め、文書に署名し、FRBを代表する。理事会は宣誓の日程を明らかにしていない。パウエル氏の暫定任命は、引き継ぎ期間中の継続性を確保するためのものだ。
ホワイトハウスはワーシュ氏の宣誓式の日程を発表していない。それまではパウエル氏が暫定的なリーダーを務める。FRBの次回の政策会合は来月に予定されている。ワーシュ氏がそれまでに宣誓しない限り、パウエル氏が議長を務める可能性が高い。




