米中央司令部は、イランの封鎖を突破しようとしていた船舶を無力化したと発表した。その数時間後、米財務省は同船に関連する3億4400万ドルのデジタル資産を凍結。これは海事関連事件における暗号資産の押収としては過去最大級の一つとなる。
封鎖突破を阻止
今回の作戦は、イランが課した封鎖を突破しようとしていた船舶を対象とした。米中央司令部は正確な場所や船名を明らかにしなかったが、封鎖違反を防ぐために必要な措置だったと述べた。乗組員や積荷に関する詳細は明らかにされていない。
3億4400万ドルのデジタル資産を凍結
財務省外国資産管理局は阻止直後に迅速に行動し、同船に関連するデジタルウォレットとアカウントを凍結した。3億4400万ドルのこの金額には、暗号資産やその他のデジタル資産が含まれている。当局は、これらの資産は封鎖突破を試みた関係先に関連していると述べた。凍結により資金の移動や使用が事実上不可能となるが、所有者は異議を申し立てることができる。
今回の事件は、米規制当局が制裁執行においてデジタル資産をますます標的にしていることを浮き彫りにしている。ランサムウェアグループや北朝鮮のハッカーに対しても同様の措置が取られてきたが、封鎖突破船に直接関連した大規模な暗号資産押収は初めての事例とみられる。
財務省の措置は、不正資金を断つための広範な取り組みの一環である。資産の追跡方法や追加制裁の有無については依然として疑問が残る。当該船舶は拘束されており、捜査が続いている。




