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EU、第21次ロシア制裁パッケージで14の暗号資産企業を制裁、第三国事業者への禁止も視野

EU、第21次ロシア制裁パッケージで14の暗号資産企業を制裁、第三国事業者への禁止も視野

欧州連合(EU)は、ロシアに対する第21次制裁パッケージを発動し、今回は1,200億ドル規模の広範な暗号資産ネットワークを標的にした。今週発表されたこの措置には、第三国の事業者がロシアの既存制裁回避を助ける可能性のある取引を促進することを禁止する、初の提案も含まれている。

1,200億ドルの標的

制裁パッケージは14の暗号資産企業を名指ししているが、EUはそれらを公表していない。これらの企業が属するネットワークは、以前の金融規制を回避してロシアへの資金流入・流出の主要経路として機能していると説明されている。当局者によると、その規模(取引量1,200億ドル)は、このネットワークをウクライナ戦争開始以来最大の暗号資産関連制裁対象としている。

初の第三国事業者への禁止

EUは初めて、域外に拠点を置く暗号資産サービスプロバイダーがロシアの制裁回避を支援していると判明した場合、それらを禁止することを検討している。この提案は、制裁対象の事業体や活動に関連する取引を処理する取引所、ウォレットプロバイダー、その他仲介業者に適用される。施行されれば、EUの規制範囲が国境を越えて大幅に拡大することを意味する。

匿名の企業が疑問を呼ぶ

標的となった14社を匿名にした決定は異例である。通常、EUは制裁対象のリストを公表する。名前がないことで執行が複雑になる可能性がある。取引所や銀行は誰をブロックすべきか正確に把握できなくなる。また、どの企業が関与しているかについて憶測を呼ぶ余地も残るが、当局は、措置が完全に発効する前に資産逃避を防ぐために秘密にしていると強調している。

今後の展開

第三国禁止の提案は現在、加盟国での審議に移される。数週間以内に投票が行われる見込みである。一方、14の匿名企業は、法的書類が完成次第、EUの制裁リストに追加される。このプロセスは、法的異議が生じなければ数日で完了する可能性があるが、異議があればさらに時間がかかる。このタイミングは、欧州でより明確なルールを求めてロビー活動を行ってきた暗号資産業界にとっては好ましくない。