新たにローンチされたHYPEスポットETFは、取引開始から最初の10営業日でトークンの時価総額全体の1.04%を吸収した。これは、スポット暗号資産ETFのデビューとしては過去最高の割合である。この数値は、Kairos Researchが新規発行体コホート手法を用いて算出したもので、ビットコイン、イーサリアム、ソラナのETFにおける最初の10日間の吸収率を上回っている。
主要銘柄を上回る
ビットコインのスポットETFコホートは、同じ期間に時価総額のわずか0.59%を吸収した。イーサリアムは0.41%、ソラナは0.31%だった。HYPE ETFの1.04%はソラナの3倍以上、ビットコインのほぼ2倍にあたる。この比較には、GrayscaleのGBTCやETHEのようなレガシートラストの転換は含まれていない。Kairosはこれらを含めると数値が歪むとしている。
価格動向
同期間中にHYPEの価格は60ドル超の史上最高値を記録し、4月の35ドル近辺での保ち合いゾーンからほぼ倍増した。この上昇はETFの初期資金流入と連動しているものの、分析では直接的な因果関係の特定は避けられている。明確なのは、このローンチがファンド自体だけでなく、トークンそのものへの需要急増と同時に発生したことだ。
機関投資家のシフト
Kairos Researchは、このデータは機関投資家の資本がビットコインやイーサリアムを超えて拡大している証拠だと位置づけている。規制されたインフラが利用可能になれば、より新しくユーティリティ重視のプロトコルに多額の資金流入が期待できる。高スループットで知られるレイヤー1ブロックチェーンであるHYPEは、今やそれを裏付ける数字を手に入れた。
市場にとっての課題は、これが他のアルトコインETFの前例となるかどうかだ。複数の発行体がAptosやSuiに関連した商品を申請しているが、まだローンチには至っていない。HYPE ETFの初期パフォーマンスは、それらの申請者に具体的なベンチマーク——しかも高い水準のベンチマーク——を提供している。




