トニー・ブレア元首相による労働党を批判するエッセイと英国の猛暑が、本日の朝刊を飾っている。どちらの話題も暗号資産とは無関係だ。しかし、暗号資産に関する主流メディアの沈黙に加え、恐怖と欲望指数が25(極度の恐怖)に急落し、ビットコインが75,842ドルで推移していることは、まさに歴史的に大きな上昇相場の前に現れるような「低関心・高恐怖」の環境である。
英国のヘッドラインが暗号資産について示唆すること
元首相の論説と天気予報が最大のニュースとなる日、暗号資産は脚注にすらならない。これは2021年、強気相場でも暴落でも暗号資産が一面を飾っていた状況とは大きく異なる。今日のニュースの空白は、個人トレーダーが気をそらされ、出来高が薄く、マクロのストーリーが自由に影響を及ぼすことを意味する。チャートを注視する者にとって、これは古典的な「累積ゾーン」であり、群衆が他の場所を見ている間にクジラ(大口投資家)が仕込む時期である。
極度の恐怖、静かな積み上げ
恐怖と欲望指数が25となるのは、2022年後半のFTX崩壊以来である。当時も同様の数値の後、ビットコインはその後18ヶ月で150%上昇した。歴史は繰り返さないが、パターンは無視しがたい。主流メディアが暗号資産に関心を失い、恐怖が極度に達したとき、忍耐強い買い手は評価される傾向がある。英国のトップニュースが暗号資産の暴落ではなく政治エッセイであるという事実は、皮肉にも注目する者にとって強気のシグナルである。
今回が異なるかもしれない理由
もちろん、マクロ環境は依然として厳しい。米国の金利見通しはタカ派が続き、ETFへの資金流入は鈍化し、BTC支配率は高い。アルトコインは打撃を受けている。極度の恐怖の数値は、売られすぎではなく、単に市場が疲弊していることを反映している可能性もある。74,000ドルを下回れば、72,000ドルへの連鎖的な下落リスクがある。しかし、ネガティブなきっかけがなければ、最小抵抗経路は78,000〜80,000ドルへのショートスクイーズかもしれない。今日のヘッドラインに暗号資産の話題がないことは、パニック売りの一因を排除している。
トレーダーが本当に注目すべき点
熱波やブレアのエッセイは無視していい。それらは1サトシも動かさない。重要なのは、FRBが政策転換を示唆するか、米国の暗号資産法案が進展するか、BTCが74,000ドルのオンチェーンサポートを維持できるかである。恐怖と欲望指数の数値は逆張りのささやきであり、保証ではない。しかし、2022年後半に誰も見ていないときに買った投資家にとって、その見返りは莫大だった。同じセットアップが今、静かに点滅している。
未解決の問いは、マクロのきっかけがついに74,000〜76,500ドルのレンジを打ち破るのか、それとも極度の恐怖が無関心へと漂流するのか、である。次のCPI発表とワシントンからのニュースが決めるだろう。




