金曜日、ビットコインは米国がイランの標的への軍事攻撃を再開したとのニュースが伝わると、76,000ドルから72,589ドル(1か月ぶりの安値)へ約5%急落した。この下落は数週間続いたレンジ相場を終え、地政学的リスクを注視するトレーダーの間で最大の暗号資産が再び注目を集めた。
サポートゾーンの圧力
アナリストのAli Martinez氏は、100日単純移動平均線と23.6%フィボナッチリトレースメントレベルに一致する73,000ドルから71,300ドルの主要サポートゾーンを指摘した。71,300ドルを失うと60,000ドルへの道が開けるとし、これは金曜日の安値から約17%低い水準で、2024年初頭以来の水準となる。
ビットコインは2月初めから上昇チャネル内で推移しており、レジスタンスは78,258ドル、サポートは75,733ドルとなっていた。この下限を割り込んだことで、3月下旬から4月初旬の安値を再テストするリスクが高まっていると、チャネル分析は示唆している。
パターンが下値示唆
トレーダーのMister Crypto氏は、4月中旬から形成されているビットコインの日足チャートでヘッドアンドショルダーパターンを指摘した。ネックラインは約75,000ドル付近にあり、このパターンを下抜ければ63,000ドル付近のサポートゾーンをターゲットにすると説明した。これはMartinez氏の最悪シナリオとほぼ一致する水準だ。
アナリストのDaan Crypto Trades氏は、1月の値動きと類似性を見出している。ビットコインは80,000ドルと200日移動平均線を最近拒否したが、今年前半と同様の動きだ。このリテストと拒否のパターンは、大きな下降トレンドの中でより低い高値を形成する可能性を示唆していると指摘した。
タイミングが悪すぎる
今回の下落は、すでにマクロ環境の信頼感が脆弱だったタイミングで発生した。米国の攻撃により新たな不確実性が加わり、こうした緊張局面では暗号資産がリスク資産として取引される傾向がある。今後数日で71,300~73,000ドルのゾーンを維持できるかが、次に60,000ドルに向かうか、75,000ドル付近へ反発するかの分かれ目となるだろう。




