ビットコインは月曜日、7万7000ドルを下回り、約7万6750ドルまで下落した。トランプ大統領がTruth Socialでイランに対する厳しい警告を投稿したことがきっかけだ。この動きにより、ビットコインの時価総額は数時間で約330億ドル消失し、暗号資産市場全体を押し下げた。
トランプ氏のTruth Socialでの警告
トランプ氏の投稿は次の通りだ。「イランにとって、時計は刻々と進んでいる。彼らは迅速に動くべきだ。さもなければ、何も残らないだろう。時間は極めて重要だ!」このメッセージは週末の流動性が薄い時間帯に発信され、売りを加速させた。ビットコインの24時間レンジは7万6680ドルから7万8530ドルで、取引量は240億ドルを超えた。
記録的なETF流出が圧力を強める
この下落は、米国スポットビットコインETF市場で既に悪化していたセンチメントに追い打ちをかけた。5月13日、ファンドは1日あたりの純流出額として過去最高の6億3500万ドルを記録した。これにより、週間の総流出額は10億ドルを超え、6週間続いた安定した流入に終止符が打たれた。マクロ経済の不確実性が高まる中、投資家は資金を引き揚げている。
テクニカル指標の崩壊
月曜日早朝までに、ビットコインは主要な指数移動平均線(20時間、50時間、100時間、200時間)すべてを下回った。MACD指標は弱気に転じ、MACDラインは-359、シグナルラインは-243、ヒストグラムは-116となった。これは明確な下落シグナルだ。現在、レジスタンスは7万9000ドルから8万2000ドルの間にあり、サポートはおよそ7万4000ドルから7万6000ドル。このサポートが維持されるかどうかが当面の焦点だ。
粘着性のインフレと利回り上昇
マクロ経済の背景もビットコインに不利に働いている。生産者物価指数と消費者物価指数の両方が強い数値を示し、インフレは粘着性を保っている。米国債利回りが再び上昇しており、これにより暗号資産のようなリスク資産から資金が流出する傾向がある。週末の流動性の薄さが、月曜日の下落を通常の取引日よりも急激なものにした。
イラン情勢がさらに悪化するか、トランプ氏の投稿に政策措置が続くかは誰にもわからない。現時点では、トレーダーは7万4000ドルのサポート水準を注視している。これを下回れば、次の節目はさらに低くなる可能性がある。




