CoinbaseのCEOであるブライアン・アームストロング氏は5月24日、世界の金融において緊急の更新が必要な8つの分野を提示し、新技術と政策変更の融合を呼びかけた。その優先事項として、トークン化、ステーブルコイン、人工知能(AI)、資本形成を挙げている。
8分野、1つの目標
アームストロング氏は、金融システムの近代化に関する公開声明の中でこれらの発言を行った。8分野の完全なリストは示さなかったが、4つを強調した。すなわち、現実資産をブロックチェーン上のデジタルトークンに変換するトークン化、ドルなどの安定資産に連動する暗号資産であるステーブルコイン、AI、そして資本形成である。残りの4分野は発表の中で特定されなかった。
同氏の核心的な主張は、金融システムがより多くの人々のために機能するためには、技術的アップグレードとルールの更新の両方が必要であるというものだ。つまり、新しいツールを構築するだけでなく、規制当局や立法者が同じ認識を持つことも重要だとしている。
なぜ今なのか
アームストロング氏の呼びかけは、暗号資産企業が米国でのより明確なルールを求め、業界がスキャンダルや価格暴落を乗り越えようとしている中で行われた。Coinbase自身も、デジタル資産の扱いを明確にする法律の制定に向けてロビー活動を行ってきた。5月24日のCEOの声明は、部分的な変更ではなく、調整された推進を促すという、より広範な取り組みに沿ったものだ。
同氏はスケジュールや具体的な政策要求は示さなかった。その代わりに、この課題を民間セクターと政府の両方による持続的な取り組みを必要とする長期的プロジェクトとして位置づけた。
同社はアームストロング氏の8分野のビジョンに関連する即時の動きを発表していない。しかし、CEOがトークン化とステーブルコインに焦点を当てていることは、Coinbaseがどこに力を注ぐかを示唆している。特に、競合のCircleやBinanceがすでにステーブルコイン製品を市場に投入している中で、その傾向は顕著だ。
アームストロング氏は、Coinbaseが自社のステーブルコインやトークン化プラットフォームを立ち上げる計画があるかどうかについては言及しなかった。その疑問は未解決のままである。


