暗号資産取引所Krakenの親会社であるPaywardは、トークン化株式プラットフォーム「xStocks」の対象株式を香港、英国、韓国の株式に拡大する。これまでxStocksは米国株のみを提供していた。今回の拡大は、混雑が進むグローバル株式市場のオンチェーン化に向けた一歩となる。
xStocksの提供内容
xStocksは、現実世界の株式をトークン化したものをユーザーが売買できるプラットフォームだ。各トークンは端株を表しており、投資家は暗号資産エコシステムから離れることなく株式の小口取引が可能となる。このプラットフォームは少数の米国企業からスタートした。現在、Paywardは米国以外の3つの主要市場を追加している。同社は具体的にどの銘柄が最初に上場されるかについては明らかにしていない。
拡大の意義
トークン化証券は暗号資産業界で成長分野である。現在、複数の企業がトークン化された株式、債券、その他の資産を提供している。香港、英国、韓国の株式を追加することで、Paywardは従来のブローカーや為替取引を介さずに海外市場へのエクスポージャーを得たいトレーダーの需要を取り込もうとしている。この動きは、自社のグローバル提供を拡大している他のトークン化資産プラットフォームとの直接競争にもつながる。
同社の動き
Paywardは取引高で最大級の暗号資産取引所Krakenを運営している。xStocksプラットフォームは別製品だが、Krakenの既存ユーザーベースと規制インフラの恩恵を受けている。同社はxStocksのユーザー数や取引高を開示していない。今回の新市場への拡大は、Paywardがトークン化株式をニッチな実験ではなく長期的な事業と見なしていることを示唆している。
新市場でのローンチ日はまだ発表されていない。同社は製品を提供可能にする前に、各法域の証券法をクリアする必要がある。そのプロセスには数ヶ月を要する可能性がある。現時点では、この発表はPaywardが米国株を超えて、より広範なオンチェーン株式市場の需要を試す用意があることを示している。




