破綻した暗号資産(仮想通貨)融資企業Celsiusの元最高収益責任者(CRO)であるRoni Cohen-Pavon氏が、同社の詐欺事件における役割について量刑言い渡しを受けることとなったが、連邦検察は判事に対し、より軽い刑罰を求めている。検察は、同氏が元CEOのAlex Mashinsky氏(詐欺罪で起訴)に対する事件の立証に極めて重要な協力を提供したと述べている。
事件を変えた協力
検察は法廷文書でCohen-Pavon氏の協力内容を詳述し、その協力がMashinsky氏の捜査・起訴を進める上で極めて重要だったと主張した。具体的な詳細には触れずに、同氏の協力はこうした事件で一般的な範囲を超えるものだと強調した。寛大な処分の勧告は標準的な慣行を反映したものであり、実質的な協力を提供した被告は減刑を受ける可能性がある。
Cohen-Pavon氏は2022年に同社が破綻するまでCelsiusのCROを務めていた。詐欺事件における同氏の役割は、検察がMashinsky氏が主導したと主張するより広範な計画に関連している。元CEOは、投資家や顧客に対し、同社の財務状況について誤った情報を提供したとして告発されている。
寛大な処分要請の意味
政府の動きは、Cohen-Pavon氏の協力が減刑に値するほど価値があったことを示している。ホワイトカラー詐欺の量刑ガイドラインでは数年単位の懲役が科される可能性があるが、判事には裁量権がある。検察は実質的に、同氏の信頼性と有用性を保証している。弁護側は、協力を反映した量刑を求めて主張するだろう。
Cohen-Pavon氏の事件はMashinsky氏の事件とは別個のものだが、両者は関連している。Mashinsky氏は無罪を主張し、裁判待ちの状態である。Cohen-Pavon氏の協力は、もし同氏が元上司に対して証言する場合、裁判で重要な要素となる可能性がある。
今後の展開
Cohen-Pavon氏の量刑言い渡しは数週間以内に行われる予定である。判事は、検察の勧告、犯罪の重大性、Cohen-Pavon氏の関与の程度を考慮する。この結果は、協力した他のCelsius幹部に対する裁判所の扱い方の先例となる可能性がある。一方、Mashinsky氏の裁判日程はまだ決まっていない。




