中国中央銀行は7月に約64万トロイオンスの金を追加購入した。これは2023年10月以来の月間最大の購入額であり、購入は21か月連続となった。中国人民銀行の準備金は6月末の7,550万オンス未満から7月末にはちょうど7,600万オンスを超え、その保有額は3,060億ドル以上に達する。
購入は加速している
蓄積のペースは加速している。中国人民銀行は3月に16万オンス、6月に48万オンス、7月に64万オンスを購入し、4か月で4倍に増加した。これは中国だけの話ではない。世界の中央銀行は第2四半期に記録的な289トンの金を購入し、前年同期比で74%増加したとワールドゴールドカウンシルは報告している。この購入ラッシュは、今年初めの激しい価格変動の後でも、当局が依然として金を安全資産と見なしていることを示している。
金の反発とビットコインの下落
金の上昇は、価格が史上最高値の1オンス5,600ドルから数か月で4,000ドル未満に下落したことで打撃を受けた。しかし、ここ1週間で8%回復し、4,342ドルで取引を終え、年間で損益分岐点に戻った。一方、ビットコインは65,000ドル付近で推移しており、2026年初めから25%以上下落している。その対比は明白だ。一方の資産は中央銀行の支援を受け、もう一方は規制による圧力を受けている。
香港を金のハブにする北京の動き
北京はまた、金準備の大部分をロンドンから香港に移しており、これは香港を貴金属ハブとして位置づける広範な取り組みの一環である。香港は新しい金清算システムを立ち上げており、これは伝統的にロンドンを経由する取引流動性の一部を移す可能性がある具体的な一歩である。この動きにより、香港が本格的な金地金センターになるチャンスが生まれるが、ロンドンの支配力が一夜にして覆されることはないだろう。
暗号資産規制の強化
同時に、中国はデジタル資産関連の事業活動が依然として違法であることを再確認し、ステーブルコインや現実資産のトークン化にも監視を拡大した。この動きにより、金が公式に支援されている一方で、暗号資産取引所やトークン発行者への扉は閉ざされたままだ。暗号資産トレーダーにとって、これは中国の規制環境が緩和されていないこと、むしろより具体的になっていることを思い出させるものだ。


