ライオンソウル・グローバルのグレゴリー・マル氏は、ポートフォリオにおけるビットコインの保有方法が、保有額と同じくらい重要であることを示すバックテストを発表した。この分析では、強気相場、弱気相場、横ばい相場のそれぞれで60/40ポートフォリオを検証し、ビットコインの直接保有、大型株バスケット、トレンド管理スリーブを比較した。
検証された3つの戦略
マル氏のバックテストでは、3つのアプローチを比較した。1つ目はビットコインの単純なバイ・アンド・ホールド。2つ目は大型暗号資産のバスケット。3つ目はトレンド追従ルールを適用してエクスポージャーを管理する方法だ。それぞれを伝統的な60/40の株式・債券ポートフォリオの暗号資産部分に組み込んだ。
テストは、強気相場、弱気相場、横ばい相場という3つの異なる市場環境で実施された。正確な期間は明らかにされていないが、各環境でどの保有方法が最も優れているかを確認するのが目的だった。
数字が示すもの
結果は市場環境によって大きく異なった。強気相場では、ビットコインの直接保有が最も高いリターンを記録したが、これは当然の結果だ。しかし、弱気相場では、同じ方法が最も大きな打撃を受けた。一方、トレンド管理スリーブは、下落局面で損失を大幅に抑えた。横ばい相場では、大型株バスケットが他の2つよりも良好なパフォーマンスを示した。
重要なのは、どの方法もすべての環境で優位に立つわけではないということだ。最適なアプローチは市場環境に依存する。これがマル氏の主張の核心であり、ビットコインの保有方法は配分額と同じくらい重要であるという点だ。
暗号資産の配分に関する議論のほとんどは、ポートフォリオにおけるビットコインの割合に焦点を当てている。マル氏の研究は、それが方程式の半分に過ぎないことを示唆している。トレンド管理スリーブでの5%の配分は、弱気相場で直接保有する10%の配分を上回る可能性がある。強気相場では逆の論理が当てはまる。
アドバイザーや機関投資家にとって、これは複雑さを増す要因となる。問題は、暗号資産をどれだけ保有するかだけでなく、どのように保有するかということだ。バックテストは特定の戦略を推奨するものではなく、その選択が実際に影響を及ぼすことを示している。
完全な方法論はライオンソウル・グローバルのウェブサイトで公開されている。マル氏は、同社が他の資産クラスやリバランス頻度を含むよう分析を拡大する予定だと述べた。




