ビットコインは過去24時間で2%以上下落し、約75,950ドルとなった。これにより、注目されているモメンタム指標が、過去に市場の混乱を示した水準に近づいている。Glassnodeのモメンタム指標は現在+0.7で、過去8カ月間に2回の急落を引き起こした+0.5の閾値をわずかに上回っている。
+0.5ラインとその歴史
Glassnodeのモメンタム指標は、ビットコインの価格変動の速度と強さを測定する。この指標が+0.5を下回ると、市場は崩れる傾向がある。最近では2025年10月(ビットコインが10万ドル付近まで下落)と2026年2月(約62,000ドルまで下落)の2回、同様の現象が起きた。両方のケースで共通していたのは、スポット累積出来高デルタ(CVD)の弱体化、売り手優位への回帰、そして価格構造の悪化である。
2月の暴落とその後の回復
ビットコインは2月初旬に急落した後、3月から4月にかけて顕著な回復を見せた。5月は好調なスタートを切ったが、先週から冷え込みつつある。今回の調整は以前の下落に比べれば小幅だが、指標が+0.5に接近しているため、トレーダーは注意深く見守っている。問題は、これが通常のクールダウンなのか、それともより大きな変動の予兆なのかということだ。
弱気相場のリズム
ビットコインには歴史的に、弱気相場の年に3カ月連続で価格が上昇しないというパターンがある。この特性がさらなる警戒を呼んでいる。3月と4月の力強い反発の後、5月の初期の上昇は失速した。このパターンが続けば、6月には新たな圧力がかかる可能性がある。モメンタム指標が早期のシグナルとなるだろう。
次に見るべきポイント
当面のトリガーは、Glassnodeの指標が数日以内に+0.5を下回るかどうかだ。もし下回れば、市場は10月と2月の下落時に見られたスポットCVDと価格構造の崩壊を再び注視することになる。現時点で誰も暴落を予測してはいないが、指標が既知の危険水域に近づいているため、トレーダーは警戒を強めている。




