今月のビットコインを巡り、予測市場は強い弱気シグナルを示している。Polymarketで最も支持されている賭けは、BTCが6月に6万ドルを下回る確率が56%とされている。Polymarketでは今月最初の1週間、暗号通貨関連契約が取引を支配し、6月1日締めの週間名目取引高は3億4100万ドルに達した。これはスポーツ(2億1500万ドル)や政治(5900万ドル)を大きく上回る。Kalshiでは見通しがさらに厳しく、今年中にビットコインが6万ドルを下回る確率は81%、5万5000ドルを下回る確率は76%とされている。
予測市場が弱気傾向にシフト
Polymarketでの暗号通貨関連の急増はビットコインに限らない。Solanaの予測市場では、6月にSOLが60ドルを下回る確率が38%と最も高い。ビットコイン関連の賭けと合わせると、主要通貨全体での下落が織り込まれていることがうかがえる。ただし、これらの賭けが真の確信に基づくのか、それとも価格反転時に急変する可能性のある過剰なトレードなのかは不明だ。
清算マップは両方向を示唆
現在のビットコイン価格は約6万3689ドルで、空売りレバレッジの大きな集積地点の下に位置している。清算データによると、現行価格より上には11億1000万ドルの空売り清算レバレッジが存在し、上昇時には強力な圧縮が発生する可能性がある。一方、下では約3億3600万ドルのロング清算レバレッジが5万7446ドルに集中しており、このロングポジションの清算が進むと6万ドル水準へ急速に下落する可能性がある。この構造はどちらの方向にも自己強化する可能性を秘めている。
実現価格が底値の目安を提供
Glassnodeのデータによると、ビットコインの実現価格(すべてのコインの平均取得コスト)は約5万3796ドル。現物価格は6万4270ドル付近で推移しており、5万5000ドルゾーンは潜在的なサポートとして技術的な重みを持っている。Solanaでは、SOLが70ドル付近にある状況下で短期保有者の純未実現損益(NUPL)が-0.31と算出され、最近の購入者は損失状態にあることがわかる。これは3月の絶望的安値(-0.53)よりはマイルドなため、痛みはあるもののパニックレベルには達していない。
結論は明確だ。予測市場のトレーダーは6万ドル未満の賭けに注力しているが、現行価格上での清算構造は、上昇相場がこれらの確信を素早く試す可能性を示唆している。次なる注目点は、6月末までにビットコインが6万ドルを維持するか、それとも下抜けるかだ。




