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オーストラリア、2027年度予算で暗号資産の50%キャピタルゲイン税軽減措置を廃止へ – 実効税率は46~47%に上昇

オーストラリア、2027年度予算で暗号資産の50%キャピタルゲイン税軽減措置を廃止へ – 実効税率は46~47%に上昇

オーストラリアの2027年度連邦予算では、暗号資産を含む12カ月超保有資産に対する50%のキャピタルゲイン税軽減措置が廃止される見通しだ。提案モデルでは、保有期間中のインフレ調整後の実質利益全額に課税される。変更は2027年7月に発効予定だが、2026年5月10日以降に取得した資産については既に移行期間が開始されている。

予算案の内容

50%のCGT軽減措置の廃止は、オーストラリアの投資家にとって大きな転換点となる。現在、個人は1年以上保有した資産の課税対象キャピタルゲインを半減できる。新制度ではインフレ調整後の取得原価が適用され、実質的な利益のみに課税される。2026年5月10日以前に購入した資産については、各制度下での保有期間に応じて比例計算で税額が算出される。

税負担の数字

ポートフォリオマネージャーのクリス・ジョイ氏は、提案変更により実効キャピタルゲイン税率が約23.5%から46~47%に跳ね上がると試算。多くの投資家にとって倍増となる。ジョイ氏は、インフレを大幅に上回る成長を遂げていない資産を持つ高所得者層は、相対的にさらに大きな打撃を受ける可能性があると指摘した。

投資家行動の変化

ジョイ氏は、この変更により資金が生産的資産から、キャピタルゲイン税が免除される自己居住用住宅へと流れる可能性があると警告。政府の広範な住宅 affordability 目標にとって懸念材料だ。The Motley Foolのスコット・フィリップス氏はより慎重な見方を示し、投資家の税負担は増えるものの、基礎となる投資が好調であれば依然として高いリターンを達成できると述べた。

今後の展開

予算は2027年5月に正式に発表される見通し。それまで、2026年5月10日以降に暗号資産を購入した場合、新ルールが適用される移行期間となる。これは実質的に新規ポジションに即時適用される。最終的な立法文言により、インフレ調整の計算方法や相殺措置の有無が明確化される。現時点で方向性は明確だ。オーストラリアは暗号資産の利益に対する完全課税へと移行している。