暗号資産マイニング企業のBitmine Immersionは、5月10日時点で5,206,790 ETH(イーサリアム総供給量の4.31%)を保有していると開示した。現在の価格で約123億ドル相当となるこの保有量は、同社を既知の最大のETH保有者にしている。また、同社はそのうち470万ETHをステーキングしており、年間報酬は3億5200万ドルと見込まれている。
Bitmineがイーサリアムの4.31%を獲得した経緯
同社は現金7億7500万ドルに加え、Beast Industries(2億ドル)とEightco Holdings(8800万ドル)への出資を報告している。2026年初頭以降、Bitmineは100万ETH以上を取得しており、この買い付けラッシュが流通供給量を減少させている。同社は、イーサリアムは2025年6月30日以降「デフレ傾向」にあり、供給量の4.3%が流通から除去されたと指摘しているが、この計算にはBitmine自身の保有分も含まれている。
ETH購入ペースが低下した理由
Bitmineは、週間のETH蓄積量を10万トークン以上から意図的に減速させ、総供給量の5%に達するまでの期間を延ばした。同社は現在4.31%を保有しており、5%目標は視野に入っているが、すぐには達成されない。この戦略は、Bitmineが市場への影響や規制当局の注意を避けるためにペースを調整していることを示唆している。
CEOが語る「暗号資産の春」仮説
BitmineのCEOは、イーサリアム価格とソフトウェア株のパフォーマンスとの相関関係を「暗号資産の春」局面の証拠として挙げた。同社はこの仮説が買い付け判断にどのように影響するかについて詳しく説明しなかったが、この言及はBitmineの巨額ポジションをより広範な市場サイクル観と結びつけるものだ。
次のマイルストーンは供給量の5%閾値である。Bitmineはその達成時期について明らかにしていないが、意図的な減速からペースを調整していることがうかがえる。一方、年間3億5200万ドルに上るステーキング報酬は、マイニングに依存しない安定した収入源となっている。




