2024年4月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.8%に上昇し、1年ぶりの高水準を記録した。これは米イラン紛争に起因するエネルギー価格ショックによるものだ。ビットコインは約1%下落し、一時80,500ドル前後となった後、81,000ドル付近で安定。一方、現物ビットコインETFは5月12日に合計で2億3300万ドル超の純流出を記録した。本日朝に発表されたデータは、インフレの上振れが一時的ではないことを裏付けた。月次インフレ率は0.6%に達し、エコノミスト予想と一致したものの、市場の当初予想である3.7%を上回った。
数字の背景
2月下旬の米軍によるイラン攻撃前、年率インフレ率は2.4%だった。紛争によりエネルギー価格が上昇し、4月の報告書にその影響が完全に表れた。米10年国債利回りは4ベーシスポイント以上上昇し4.459%となり、市場は利下げペースの鈍化を織り込んだ。ビットコインの24時間価格変動は0.1%とほぼ横ばいで、この下落は急激な反射反応であり、本格的な暴落ではないことを示唆している。
ETF流出と市場構造
5月12日の米国現物ビットコインETFからの2億3300万ドルの流出は、数週間続いた安定した流入からの急転回を示した。売りはブラックロックとフィデリティのファンドに集中したが、ビットコインの市場支配率は安定していた。これは、少なくとも現時点では、この動きが仮想通貨からの構造的なシフトではなく、リスク回避のローテーションであることを示唆している。
キヨサキ氏のインフレ警告
作家のロバート・キヨサキ氏は、投資家に対しヘッジとしてビットコイン、金、銀、イーサリアムを購入するよう促した。同氏はイラン戦争により原油価格が上昇し続け、米国のインフレを加速させると警告。また、同国の約34兆ドルの債務を指摘し、政府が紙幣を刷り続けざるを得ないと論じた。インフレが多くの予想よりも根強いことが明らかになる中、この呼びかけは支持を集める見解と一致している。
次回のCPI発表は6月に予定されている。エネルギーコストが緩和しなければ、FRBの金利政策の道筋とビットコインの軌道はさらに興味深いものになる可能性がある。




