Amazonのアンディ・ジャシーCEOは、2026年第1四半期の決算説明会で、同社のカスタムTrainiumチップに関する契約が2250億ドルに達したことを明らかにした。この数字は複数年にわたる契約と予約を反映しており、Amazonの自社開発AIシリコンに対する強い需要を示している。
Trainiumチップの購入企業
ジャシーCEOは、需要を牽引する3つの主要顧客として、AIスタートアップのAnthropicとOpenAI、そして配車大手のUberを挙げた。これら3社はTrainiumを活用し、大規模な機械学習モデルのトレーニングと実行を行っている。CEOは各社の契約額を明らかにしなかったが、総額はAmazonのチップ事業に対する従来の予測をはるかに上回る。
需要が供給を上回る理由
ジャシーCEOは、Trainiumの需要が現在供給を上回っていると述べた。ギャップの規模やAmazonがいつ追いつく見込みかについては明らかにしなかった。同社はチップ設計センターや製造パートナーと連携して生産を拡大しているが、受注ペースが予想以上に加速している。
数字の背景にある顧客
Amazonと緊密なパートナーシップを結び、ClaudeモデルにTrainiumを使用しているAnthropicは、最大の既知顧客の1つである。従来はNvidia GPUに依存していたOpenAIは、Trainiumでハードウェアスタックを多様化している。Uberは物流および自動運転システムにおけるリアルタイム推論に同チップを活用している。これら3社は、最先端モデルのトレーニングから大規模展開まで、AIワークロードの幅広い断面を代表している。
供給制約と今後の展開
Amazonは需給ギャップをどう解消するかについて詳細を明らかにしていない。同社は新たな製造能力に投資しており、次世代Trainium設計の示唆も行っているが、時期は明らかにされていない。2250億ドルの契約は、NvidiaがAIチップ市場を支配し続ける中でも、顧客がAmazonの供給能力に賭けていることを示している。投資家は今後の四半期における生産マイルストーンの最新情報を注視するだろう。




