Loading market data...

ビットコインETF、含み損160億ドル超に シティが目標株価を8.2万ドルへ引き下げ

ビットコインETF、含み損160億ドル超に シティが目標株価を8.2万ドルへ引き下げ

ブルームバーグ・インテリジェンスによると、ビットコイン現物ETFは現在、約163億ドルの含み損を抱えている。ファンドの平均取得原価は1コインあたり約82,249ドルだ。この下落率は取得原価から約22%に達し、シティがビットコインの12カ月目標価格を112,000ドルから82,000ドルへ引き下げたことと軌を一にしている。実質的にETFの取得原価と一致する水準だ。この数字は、2024年初頭に大きな話題を集めて上場したこれらの商品にとって、厳しい局面が続いていることを浮き彫りにしている。

シティの修正目標とETFの取得原価

シティの新しい目標価格82,000ドルは、ブルームバーグが推定するETFの取得原価と249ドル差しかない。これは偶然ではない。ファンドが含み損を抱え、銀行が短期的な上昇余地をほとんど見込んでいないという厳しい現実を反映している。シティはまた、純ETF流入額の予測を100億ドルからゼロに引き下げ、新たな資金が価格を押し上げるために殺到することはないと事実上予想している。上場以来の累計純流入額は約516億ドルに上るが、この数字は最近の資金流出を覆い隠している。5月中旬から6月初旬までの純流出額は約43.6億ドル、6月にはさらに45.1億ドルが流出した。7月には4.38億ドルの純流入があったが、これは以前の流入と比べればほんのわずかだ。

機関投資家のエクスポージャーが焦点に

8月14日までに、大手投資運用会社は6月30日時点のビットコインETF保有ポジションをフォーム13FでSECに提出しなければならない。この期限が次の大きな市場の材料となる。第1四半期には、1,560の機関がブラックロックのIBITへのエクスポージャーを開示し、総額276億ドル(オプションを除くと約125億ドル)に達した。これは記録的な数字だ。第2四半期の提出書類は、価格が下落する中でこれらの機関が保有を維持したのか、追加したのか、それとも売却したのかを示すことになる。IBIT単体では、7月30日時点の純資産は477億ドルで、年初来のNAVリターンは-25.94%だった。13Fデータは、誰が残り、誰が撤退したかを明らかにするだろう。

資金流出・流入とマクロ環境

マクロ環境も追い風にはなっていない。FRBは7月、インフレ率が依然として2%を上回る中、目標金利を3.5%~3.75%に据え置いた。7月31日時点の10年国債利回りは4.739%、30年国債は5.2713%だった。リスク資産は、実質利回りを提供する債券と競合している。2025年の研究によると、ビットコインとS&P500の相関は現物ETF上場後に急上昇しており、つまり株が下落するとビットコインも追随する傾向がある。この相関は崩れておらず、マクロの逆風は双方向に吹いている。

13F提出で何が明らかになるか

8月14日の期限が次の具体的なイベントだ。第1四半期の提出書類は、機関投資家の採用が進んでいることを示した。第2四半期の数字は、その採用が持続的だったのか、それとも22%の下落がアロケーターを怖がらせたのかを示すだろう。82,000ドルという水準は、シティの目標でありETFの取得原価でもあり、一線を画す価格だ。機関が弱気局面で売却したなら、資金流出は加速する可能性がある。保有を続けたなら、取得原価が下値支持線となる。提出書類が最初の真実の答えを与えるだろう。