カリフォルニア州オークランドの連邦陪審員は5月18日、イーロン・マスク氏がOpenAIとサム・アルトマン氏を相手取った訴訟の請求全てを却下した。裁判所は、訴えが時効期限を過ぎて提起されたと判断した。マスク氏は即座に全会一致の評決に対して控訴する意向を表明した。
時効の壁
陪審員は専ら訴訟の提起時期に焦点を当てた。連邦法は特定の請求に厳格な期限を定めており、マスク氏の法務チームはその期限を逃した。この手続き上の問題により、OpenAI設立に関する核心的な争点が審理される前に訴訟は終了した。オークランドの裁判所は時期の問題について一切の余地を与えなかった。期限が先に切れたため、訴訟の実体に関する議論は全く行われなかった。
即時控訴の計画
マスク氏は自身の法務チームが却下決定に異議を唱えると表明した。弁護団は今後数週間以内に控訴を申し立て、特に時効に関する判断を争う。控訴はサンフランシスコの合衆国第九巡回区控訴裁判所に提起される。地裁判所が期限ルールを誤って適用した、または特別な事情により期限が延長されるべきだったと主張する。この動きにより、当面は法的闘争が継続することになる。
次の法的手続き
第九巡回区控訴裁判所がマスク氏の次の機会を握っている。同氏のチームは30日以内に控訴裁判所に正式な控訴書類を提出する。その後、OpenAIが応答し、裁判官が口頭弁論の日程を設定する。控訴手続きは通常、申し立てから12~18か月を要する。今回の控訴では、OpenAIの使命転換に関するマスク氏の当初の主張は再審理されない。時効が正しく適用されたかどうかのみが審査される。結果次第で、事件はオークランドに差し戻されるか、完全に終了する可能性がある。



